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第2回 学長主催 学内研究交流・懇談会を開催しました

 学長主催の学内研究交流・懇談会が、令和6年6月27日(木)にS棟1階ラウンジで開催され、20名の学生や役員・教職員の参加がありました。当該研究交流会は、学内の多様な研究を知る機会を通じて、研究者同士の交流や教員と学生の交流がより活発になることを狙いとして企画されたもので、2回目の開催となります。
 今回は、研究院自然科学系の下川 倫子准教授から「パターン形成の物理学」と題して、身近な自然現象において広くみられるパターン形成とダイナミクスの研究について紹介がありました。寺田寅彦の「茶わんの湯」などの紹介も交えながら、自然界で観測されるフラクタルの説明など、講演者から研究の楽しさ、ワクワク感が伝わってくる研究交流会となりました。
 質疑応答では、他の研究分野(地質学)とは異なる自然現象の捉え方に興味を持ったコメントや、物理系の研究者でも数理モデル化する際の数学に苦手意識があり、それを自然科学への好奇心で克服している話や、そもそも自然現象を数理モデル化する目的についての学生からの本質的な問いなどがありました。
 研究交流会の後には、懇談会も行われ、理事長や学生の間でも、気軽な意見交換が行われ、盛況裡に終わりました。この学長主催の学内研究交流・懇談会は、月に一度の頻度で開催される予定になっており、次回は、令和6年7月26日(金)を予定しています。

榊󠄀理事長と下川准教授の質疑応答
榊󠄀理事長と下川准教授の質疑応答の様子

研究院自然科学系 下川 倫子准教授 別サイトへ移動します