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第22回奈良女子大学社会連携フォーラムを開催しました

 奈良女子大学社会連携センターは令和6年6月28日に、奈良市と共催で、第22回奈良女子大学社会連携フォーラム「女性活躍の地域的課題―奈良市の育児期女性と地域労働市場―」を開催しました。
 奈良女子大学と奈良市は令和5年度に奈良市の育児期女性と地域労働市場をテーマに共同研究を実施しており、このフォーラムはその研究成果を報告するものです。学生や自治体職員、企業の関係者等、オンライン参加を含めると約50名の参加がありました。
 冒頭、高田将志学長による挨拶があった後、研究院人文科学系の水垣源太郎教授が共同研究の概要を報告し、男女の育児休業の取得や家事の共同負担などが当たり前とする意識の定着に向けた諸施策の実施が必要だと話しました。続いて、アジア・ジェンダー文化学研究センターの飯田愛紀協力研究員から「ケア」に着目した女性就労の課題に関する報告、及び奈良市産業政策課の柏木徹也課長から、奈良市の行う女性就労支援事業の取り組みについて、多様な働き方を提案するセミナーの実施やデジタル人材を育成する学び直しの機会を提供していることなどの説明がありました。研究成果発表後に行われたコメンテーターを交えたディスカッションでは、活発な意見交換がなされました。
 フォーラムの最後には、仲川げん奈良市長からの閉会挨拶があり、これまで労働市場につながっていなかった優秀な女性たちが、働きやすく、多様な働き方が手に入れられる街の実現に向けて、引き続き産学官が連携して取り組んでいきたい、と述べられました。

水垣教授による共同研究成果報告の様子
水垣教授による共同研究成果報告の様子
参加者でのディスカッションの様子
参加者でのディスカッションの様子